畜産業
和寒町畜産の概要
輸入畜産物の増大や乳価の低迷、環境問題への対応など、さまざまな課題はありますが、草資源を優良粗飼料として活用することを通した農用地の有効利用、自然と人間の共生など大きな役割を担っています。
町では、いろいろな畜産振興のための施策を行い、多様で効率的な経営体確立のために努力しています。
家畜飼養状況 | 乳用牛 | 8世帯 496頭 | ※令和4年2月現在 |
肉用牛 | 3世帯 362頭 |
草地改良事業補助
草地整備のために国や道が行う補助制度の他に、町の奨励する自力による草地更新について助成をしています。
1a以上の草地更新 60,000円/ha以内
申請用紙に必要事項を記入及び押印のうえ提出してください。
受精卵移植事業補助
優良牛の改良・増殖のため受精卵移植・採卵に係る費用について助成しています。
採卵24,000円以内/頭
移植 7,500円以内/頭
申請用紙に必要事項を記入及び押印のうえ提出してください。
放牧推進事業補助
ゆとりある畜産経営により生産性の向上を図るため、町内家畜飼養者が士別市大和牧場を利用した場合、放牧料の一部を助成しています。
乳用牛 1日43円/頭
肉用牛 生後6ヶ月以上1日9円/頭
申請用紙に必要事項を記入及び押印のうえ提出してください。
家畜排せつ物法
一定規模以上の家畜を飼養する畜産農家や事業者を対象に、家畜から発生した排せつ物を処理や保管する際に守っていただく基準が定められています。
不適切な管理により環境問題などを起こさないように町は道と協力をして、定期的に巡回をしています。
※一定規模以上の家畜・・・牛10頭、豚100頭、鶏2000羽、馬10頭以上
詳しくはこちらへ:農林水産省ホームページ/畜産環境対策のページ
和寒町の酪農・肉用牛生産は、畜産物需要の堅調な伸びに支えられ、恵まれた土地資源を活用して大きな発展を遂げ、本町の経済にとって極めて重要な地位を占めています。
また、乳用牛・肉用牛は、気象・土地条件が稲作や畑作物の栽培に適さないような地域においても生産可能であり、土地の有効利用と食料の安定確保を図る上で大きな役割を果たしています。
今後もクリーンで良質な畜産物の安定的な供給を目標とし、本町の基幹産業として継続的な発展を目指すため10年間の計画を策定しています。