予防接種について
定期予防接種
定期の予防接種とは、予防接種法によって、対象疾病、対象者及び接種期間などが定められている予防接種のことをいいます。 | ![]() |
受け方と注意事項
- 予防接種は、子どもの体調をよく知っているかかりつけ医と相談の上、体調のよいときに受けましょう。
- 定期予防接種の費用は公費負担となり、無料で受けられます。
- 受ける予防接種について『予防接種と子どもの健康』などをよく読んで、効果や接種間隔、副反応(発熱や注射部位が赤く腫れる等の反応)などについて十分理解しておいてください。
- わからないことは、医師に相談しましょう。
- 対象年齢以外は、任意接種になりますので、接種料金は自己負担になります。
持参するもの
- 母子健康手帳と予診票
予防接種の種類等
予防接種の種類 |
標準的な接種期間 (接種対象者) |
回数 |
間隔 |
接種場所 |
予約 |
ロタウイルス |
1価:生後6週以上24週0日後まで |
1価:2回 ※初回は生後14週6日までを推奨 |
4週間以上 |
②和寒町立診療所 ③士別市立病院 |
必要
|
5価:生後6週以上32週0日後まで |
5価:3回 ※初回は生後14週6日までを推奨 |
4週間以上 | ②和寒町立診療所 | ||
B型肝炎 |
生後2か月に至ったときから生後9か月に至るまで (生後1歳未満) |
3回 |
27日以上の間隔で2回接種した後、1回目の接種から139日以上の間隔をおいて1回接種。 |
①保健福祉センター ③士別市立病院 |
必要 |
Hib感染症 |
初回接種開始は生後2か月から7か月に至るまで (生後2か月から60か月に至るまで) |
初回:3回 (2、3回目の接種は生後12か月までに完了する) |
27日(医師が必要と認めるときは20日)以上 (標準的には27日から56日まで) |
①保健福祉センター ②和寒町立診療所 ③士別市立病院 |
必要 |
追加:1回 |
初回接種終了後7か月以上 (標準的には7か月から13か月まで) |
||||
小児用肺炎球菌 |
初回接種開始は生後2か月から7か月に至るまで (生後2か月から60か月に至るまで) |
初回:3回 (2回目の接種は生後12か月までに、3回目の接種は生後24か月までに完了する) |
27日以上 |
①保健福祉センター ②和寒町立診療所 ③士別市立病院 |
必要 |
追加:1回 |
初回接種終了後60日間以上 (標準的には生後12~15か月に至るまで) |
||||
五種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ・Hib感染症) |
第1期:生後2か月に達した時から生後7か月に至るまで (生後2か月から90か月に至るまで) |
初回:3回 |
20日以上 (標準的には20日から56日まで) |
①保健福祉センター ③士別市立病院 |
必要 |
追加:1回 |
初回接種終了後6か月以上 (標準的には6か月から18か月まで) |
||||
四種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ) ※第2期は二種混合(ジフテリア・破傷風) |
第1期:生後2か月に達した時から12か月に達するまで (生後2か月から90か月に至るまで) |
初回:3回 |
20日以上 (標準的には20日から56日まで) |
①保健福祉センター ③士別市立病院 |
必要 |
追加:1回 |
初回接種終了後6か月以上 (標準的には12か月から18か月まで) |
||||
第2期:11歳に達した時から12歳に達するまでの期間 (11歳以上13歳未満) |
1回 |
①保健福祉センター |
事前案内あり |
||
BCG |
生後5か月に達した時から8か月に達するまでの期間 (生後1歳に至るまで) |
1回 |
①保健福祉センター ③士別市立病院 |
必要 |
|
麻しん風しん混合(MR混合) |
第1期:生後12か月から24か月に至るまでの間にある方 |
1回 |
①保健福祉センター ③士別市立病院 |
必要 |
|
第2期:5歳以上7歳未満の者であって小学校就学の始期に達する日の1年前の日から当該始期に達する前日までの間 |
1回 |
①保健福祉センター |
事前案内あり |
||
水痘(みずぼうそう) |
1回目の接種は生後12か月から15か月に達するまで (生後12か月から36か月に至るまで) |
2回 |
3か月以上 (標準的には6か月から12か月まで)
|
①保健福祉センター ③士別市立病院 |
必要 |
日本脳炎 ※平成28年4月より北海道が「定期の予防接種をおこなう必要がないと認められる区域」を解除することから、和寒町においても定期予防接種を開始 |
第1期初回:3歳に達した時から4歳に達するまでの期間 (生後6か月から90か月に至るまでの間にある方) |
2回 |
6日以上 (標準的には6日から28日まで) |
①保健福祉センター ③士別市立病院 |
必要 (優先的な接種者には個別に通知) |
第1期追加:4歳に達した時から5歳に達するまでの期間 (生後6か月から90か月に至るまでの間にある方) |
1回 |
第1期初回接種終了後6か月以上 (標準的にはおおむね1年) |
①保健福祉センター ③士別市立病院 |
||
第2期:9歳に達した時から10歳に達するまでの期間 (9歳以上13歳未満の方) |
1回 |
①保健福祉センター ③士別市立病院 |
|||
特例対象者(第5条) 平成16年4月2日から平成19年4月1日に生まれた方で、20歳未満にある方:平成17年5月30日の積極的勧奨の差し控えによって1期、2期の接種が行われていない可能性がある方 |
第1期:6日以上、標準的には6日から28日までの間隔をおいて2回、追加接種については初回接種後6か月以上、標準的にはおおむね1年を経過した時期に1回接種 第2期:9歳以上のものに対し、第1期追加接種終了後6日以上、標準的にはおおむね5年の間隔をおいて1回接種 |
②和寒町立診療所 |
|||
子宮頸がん |
13歳となる日の属する年度の初日から当該年度の末日までの間にある女子 (12歳となる日の属する年度の初日から、16歳となる日の属する年度の末日までの間にある女子) |
3回 ※シルガード(9価ワクチン):1回目を15歳になってから接種する場合 |
・サーバリックス(2価ワクチン):1か月の間隔をおいて2回接種した後、1回目の接種から6か月の間隔をおいて1回。 ・ガーダシル(4価ワクチン):2か月の間隔をおいて2回接種した後、1回目の接種から6か月の間隔をおいて1回。 ・シルガード(9価ワクチン):2か月の間隔をおいて2回接種した後、1回目の接種から6か月の間隔をおいて1回。 ※上記の間隔で接種できない場合は、保健係にご相談ください。 |
②和寒町立診療所 ③士別市立病院 |
必要 |
2回 ※シルガード(9価ワクチン):1回目を15歳になるまでに接種する場合 |
・シルガード(9価ワクチン):6か月の間隔をおいて2回。 ※1回目と2回目の接種間隔が5か月未満の場合、3回目の接種が必要。 |
||||
季節性インフルエンザ ※B類疾病 |
①65歳以上の方 ②60歳以上65歳未満の方であって、心臓・腎臓・呼吸器の機能、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害を有する方 |
毎年度1回 ※ワクチン接種費用のうち自己負担1,300円を差し引いた額を助成 ※生活保護費受給者は全額助成 |
|
②和寒町立診療所 |
必要 |
新型コロナウイルス ※B類疾病 |
①65歳以上の方 ②60歳以上65歳未満の方であって、心臓・腎臓・呼吸器の機能、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害を有する方 |
毎年度1回 ※ワクチン接種費用のうち自己負担3,500円を差し引いた額を助成 ※生活保護費受給者は全額助成 |
|
②和寒町立診療所 |
必要 |
成人用肺炎球菌 ※B類疾病 |
これまでに、23価肺炎球菌ワクチンの接種を受けたことがない次のいずれかに該当する方 ①満65歳の方 ②60歳以上65歳未満の方であって、心臓・腎臓・呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活を極度に制限される方、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方 |
※ワクチン接種費用のうち自己負担4,000円を差し引いた額を助成(原則1人1回限り) ※生活保護費受給者は全額助成 |
|
②和寒町立診療所 |
保健福祉センターで申請が必要 |
成人の風しん (抗体検査の結果、抗体の値が不十分な場合のみ) ※令和6年度で終了 |
昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性 |
1回 |
|
②和寒町立診療所 ④その他健診・医療機関 |
必要 |
接種予約先の電話番号
接種場所 | 備考 |
①保健福祉センター(保健係) 0165-32-2000 |
毎年4月に年間接種スケジュール表を保護者へ送付しますので、接種希望する日の1週間前までに予約してください。 |
②和寒町立診療所 0165-32-2103 |
事前に予約してください。(予約受付:季節性インフルエンザワクチンは10月上旬~12月上旬、新型コロナワクチンは10月上旬〜3月) |
③士別市立病院 0165-23-2166 |
接種希望する日の4日前までに、直接、病院へ予約してください。(予約受付時間は16時~17時) ●接種日:毎週水曜日(受付時間13:30〜16:00) |
町外で接種を希望されるかた
里帰りや遠隔地に居住しているなどで、上記医療機関で受けられない場合は、A類疾病(ロタ、B型肝炎、Hib感染症、小児用肺炎球菌、五種混合、四種混合、不活化ポリオ、BCG、水痘、麻しん風しん、日本脳炎、二種混合、子宮頸がん)に限り償還払いの制度がありますので、印鑑をご持参のうえ事前に保健福祉センターへ申請してください。
異なる予防接種の接種間隔について
予防接種の種類 | 他の予防接種までの間隔 |
注射生ワクチン 麻しん・風しん(MR)混合、麻しん、風しん、BCG、水痘、おたふくかぜ |
注射生ワクチン同士の接種間隔は27日(4週)以上あける |
不活化ワクチン 四種混合、Hib、小児用肺炎球菌、不活化ポリオ、二種混合、インフルエンザ、B型肝炎、子宮頸がん、日本脳炎 |
間隔の制限なし(副反応の出現の有無やお子さんの体調を見ながら3日以上の間隔をあけることをお勧めします。) |
経口生ワクチン ロタウイルス |
間隔の制限なし(副反応の出現の有無やお子さんの体調を見ながら3日以上の間隔をあけることをお勧めします。) |
国が定めた予防接種法によって対象疾病、対象者および接種期間などが定められた予防接種を「定期の予防接種」と呼ぶのに対し、それ以外のものを「任意の予防接種」と呼びます。
任意の予防接種は基本的に有料での接種となりますが、なかには自治体独自の公費負担で実施している任意の予防接種もあります。
※和寒町では、おたふくかぜ、季節性インフルエンザ、成人の風しん、成人の肺炎球菌の予防接種費用の助成を実施しています。
予防接種の種類 |
標準的な接種期間 (接種対象者) |
回数 |
間隔 |
接種場所 |
予約 |
おたふくかぜ |
満1歳から小学校就学前まで ※生後24~60か月の間に接種することが望ましい |
1回 |
|
①和寒町立診療所 |
必要 |
季節性インフルエンザ |
生後6か月以上 ※定期予防接種対象者を除く |
生後6か月~13歳未満:2回 |
1~4週間 |
①和寒町立診療所 |
必要 |
13歳以上:1回 |
|||||
成人の風しん |
平成7年4月1日以前に生まれた方で次に該当する方 ①妊娠を予定、または希望している女性およびその夫 ②妊娠している女性の夫および同居している家族 |
①風しん抗体検査:1人につき1回 ②風しん予防接種:風しん抗体検査の結果、抗体価が不十分と判断された方のみ1人につき1回
|
|
①和寒町立診療所 |
保健福祉センターで申請が必要 |
成人用肺炎球菌 |
①満65歳以上で定期接種に該当しない方 |
※ワクチン接種費用のうち自己負担4,000円を差し引いた額を助成(原則1人1回限り) ※生活保護費受給者は全額助成 |
|
①和寒町立診療所 |
保健福祉センターで申請が必要 |
※任意予防接種を希望する場合は直接、医療機関に申込み願います。
なお、成人の風しん抗体検査および成人用肺炎球菌ワクチンについては、事前に保健福祉センター(保健係)にて申請が必要です。
①和寒町立診療所…0165-32-2103
接種上の注意
-
この予防接種は任意予防接種です。法律上の接種義務はないため、ワクチン効果や副反応(発熱や注射部位が赤く腫れる等の反応)を十分ご理解のうえ、接種するかしないかは、接種対象者本人またはその保護者の希望と医師の判断によります。
- 接種の際は、予約の上、母子健康手帳と健康保険証など住所と年齢の確認できる書類が必要です。
健康被害に対する救済措置について
おたふくかぜワクチン等は予防接種法に基づかない任意の予防接種ですので、万一、ワクチン接種による健康被害が発生した場合、予防接種法の被害救済対象となりませんが、「独立行政法人医薬品医療機器総合機構法」及び「全国町村会予防接種事故賠償補償保険制度」による救済の対象となります。
おたふくかぜワクチン
流行性耳下腺炎あるいはムンプスとも呼ばれます。ムンプスウイルスという原因ウイルスによる感染後、2~3週間の潜伏期のあと、耳下腺の腫れと痛みや発熱を主症状として発症します。年長児や成人では合併症の頻度が高くなり、ときに髄膜炎(1~3%)のほか、脳炎、すい臓炎、精巣炎、難聴などがあります。
対象者
満1歳から小学校就学前までのお子さん
接種回数
1回
接種費用
無料
インフルエンザワクチン
インフルエンザは、普通のかぜに比べ全身症状が強く気管支炎や肺炎などを合併し、重症化することが多いのが特徴です。発病や重症化を防ぐためには、毎年インフルエンザが流行する前に予防接種を受けておくことが有効です。予防接種を受け、ウイルスから身を守りましょう。
ワクチンの効果
インフルエンザワクチンの効果が現れるのは接種後2週間後からと言われています。効果の持続期間は約5か月です。12月上旬までに予防接種を受けることをお勧めします。
接種対象者
生後6か月以上の方(定期予防接種対象者を除く)
接種費用
自己負担額
【接種対象医療機関】和寒町立診療所:①生後6か月から18歳(18歳到達年度末までの方)1,300円、②妊婦の方1,300円、③65歳以上の方1,300円。①〜③以外の方(19歳から64歳以下の方)は3,300円。
※上記の対象者①②③の方で、やむ得ない理由で、町外医療機関において接種した場合は、自己負担額の1,300円を差し引いた額(2,000円を上限)を償還払いします。領収書、予診票コピー、印鑑(スタンプ印は不可)、振込口座の確認できるものを持参して、保健福祉センター窓口まで申請手続きを行ってください。
インフルエンザを予防するためには
- 手洗い・うがい・マスクをしましょう。
- 十分な栄養や睡眠により、体力や免疫力を高め、感染しにくい状態に保ちましょう。
- 「咳エチケット」を心がけましょう。
- 人ごみはなるべく避けましょう。
咳エチケットを守りましょう
- 咳・くしゃみがでたら、他の人にうつさないためにマスクを着けましょう。
- マスクを持っていない時はティッシュなどで口と鼻をおおい、顔を他の人に向けずに1メートル以上は離れましょう。
- 鼻水・痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨てましょう。
- 咳やくしゃみを押さえた手、鼻をかんだ手はすぐに洗いましょう。
感染の疑いがあるときは
- 急な発熱、咳、のどの痛み、鼻水などのインフルエンザのような症状があり、感染の疑いがある方は次の点に気をつけて、早めに医療機関を受診しましょう。事前に医療機関に電話をし、マスク着用の上で受診してください。
- 公共交通機関等を利用する場合にも、マスクを着用してください。
- 慢性の病気をお持ちの方、妊娠中の方は、「かかりつけ医」、または「かかりつけの産婦人科」に電話連絡してから受診するか、紹介された医療機関を受診してください。
パンフレットはこちら(PDF)
風しんの免疫のない女性が妊娠中に感染すると「先天性風しん症候群」※の赤ちゃんが生まれる可能性があり、抗体をもたない妊婦と生まれてくる赤ちゃんの健康を守ることから、抗体検査および予防接種の費用を助成します。
※先天性風しん症候群:妊娠初期に風しんにかかると、風しんウイルスが胎児に感染して、先天性風しん症候群と総称される障がい(難聴や心臓病、白内障など)を持つ赤ちゃんが生まれる可能性があります。
対象者
和寒町に住民登録している平成7年4月1日以前に生まれた方で次に該当する方
①妊娠を予定、または希望している女性およびその夫
②妊娠している女性の夫および同居している家族
接種費用助成内容
風しん抗体検査・予防接種の費用全額を助成
①風しん抗体検査:原則1人につき1回
②風しん予防接種:風しん抗体検査の結果、抗体価が不十分と判断された方のみ原則1人につき1回
※予防接種は麻しん風しん混合ワクチン(MR)、風しんワクチン単抗原ワクチンのいずれかを対象とします。
対象期間
平成26年4月1日~
申請方法
下記のものを用意し、保健福祉センター窓口で申請してください。
①健康保険証や運転免許証など住所のわかるもの(代理申請の場合は、代理人の身分を証明できるもの)
②印鑑(朱肉を使うもの)
③妊婦の夫の場合は、親子健康手帳
パンフレットはこちら(PDF)
日本では、肺炎によって年間約12万人が亡くなっています。特に高齢になると、肺炎にかかりやすく、また病気が治りづらくなります。ワクチンを接種することで感染を完全に予防することはできませんが、重症化や死亡を抑えることが期待されます。
※肺炎球菌とは肺炎の原因として最も多い菌であり、慢性気道感染症などの原因にもなります。日常生活の場に存在しており、抵抗力が弱まったときなどに感染しやすくなります。
対象者
和寒町に住民登録しており、これまでに23価肺炎球菌ワクチンの接種を受けたことがない次のいずれかに該当する方
①満65歳以上
②満60歳以上で、心臓・腎臓・呼吸器の機能、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障がいを有する方
接種費用助成額
接種費用のうち自己負担4,000円を差し引いた額を助成(1人につき1回)
※生活保護費受給者は全額助成
対象期間
平成26年4月1日~
申請方法
下記のものを用意し、保健福祉センター窓口で申請してください。
①健康保険証や運転免許証など住所のわかるもの(代理申請の場合は、代理人の身分を証明できるもの)
②印鑑(朱肉を使用するもの)